三ツ星。

前々回から三回連続なんですが、調理師学校時代に 4回程、ヨーロッパに行かせてもらいました。
その時は、毎回学生の引率だったり、研修だったり、目的がありましたので、それぞれに必死にやらせていただいたんですが、今になってみればやっぱり貴重な経験だったと思います。そのうち三回はクリスマスシーズンでして、現役の菓子屋でその時期に、ヨーロッパを見れる人はそういないんじゃないかな・・・と。でも、その時は心の中で「俺何やってんだろう。」と、少々戸惑いやあせりがあったと記憶しています。そんな時に福岡の重鎮シェフに「そういった経験ができるのも、きっと役に立つから、現場現場じゃなく、思いっきり楽しんできたらいい。」と言っていただけました。そのおかげで、本当にその通りになってきたというか、非常に今に活きている気がします。やはり、先輩や年長者の意見って有り難いですね。感謝です。
旅行コースもいろいろありましたが、イタリアから入るコースから、最終的にはウイーンからアルザス、スイス、リヨン、ディジョン、ボーヌを通ってパリと、マリア・テレージアやマリーアントワネットら王妃が通った道筋(お菓子の進化の行程)を忠実にたどり、お菓子屋にとってはなかなかない素晴らしい行程になったと思います。(結構移動のきつい日もありますが・・・)
また、合計4回の渡欧の中で、二ツ星や三ツ星レストランには、12,3件も行かせていただきましたし、世界のお金持ちの中でもそんな人はあまりいないんじゃないかと、少々自負しております。
味の記憶は食べないと始まりませんから、とりあえず食べたもの勝ちってことで。
ほんとに素晴らしかったです、味もサービスも。キッチンや仕事ぶりを見せていただいたりもしましたし、そういう意味では、遠慮なしに失礼かもしれませんが、どんどんあつかましくなっていったかも。
その記憶を大切に、雰囲気や考え方、文化なども含めて、日々の仕事の中で、お客様やスタッフにいろいろな形で伝えていければと思っています。今回は、少しお堅いお話でしたね。(笑)
画像は名店「ビュールイーゼル」の食事です。

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